◆第177話◆上山三十三観音/壱番〜十一番

⇒ガGラ

2009年04月20日 09:25

今回、御詠歌の団体と菩提寺の信徒さん総勢21名で上山三十三観音を一日で廻るという行事に参加しました

午前7時

お弁当とお茶をクルマに積めて出発です

【第壱番 湯ノ上観音】
(廻るところには、お寺もありますが、小さなお堂もありますので、名称は寺尾満氏著のガイドブックに記載されてる名称のまま紹介させて頂きます)

[ちかひてし 上の山路に いづる湯の 見る音世(よ)をや すくふ御仏]
(御詠歌です。最上三十三観音の御詠歌とも違うみたいです)

 



【第ニ番 長清水村観音】

[みな人の 心のあかを おのづから 洗ひきよむる 長しみづかな]

ここは先日ご紹介した上山七福神の寿老尊の円通寺です

 



【第三番 高松村観音】

[あまつ風 音たか松に 雲はれて うき世のやみを てらす月かげ]

ここは最上三十三観音第十一番札所でも知られています

朱印所には、様々な観音巡礼に必要な物が売られています

金のお札より凄い錦の札が飾られていました


 

 



【第四番 石曽根村観音】

[さざれ石 そねの岩ほは 苔むして すくやみのりの はなのさむしろ]

三十三ケ所の中には、こうした石段のあるところも少なくないです








【第五番 川口村観音】

[若松の 山のながれを ふだらくや 岸の川口 わたりいたらん]

観音様なのに、鳥居のあるところがけっこうありました

神仏習合がまだまだ色濃く残っているんですね

 



【第六番 川口村いわや観音】

[なにごとの おわしますらん 音もせぬ 岩やがうちに なみだこぼるる]

ここはクルマから降りて、かなり歩かなければならないという事で、遠くから拝がませて頂きました

 



【第七番 小穴村観音】

[小穴まで もらさでかげや 照らすらん 月日もくぜの ほかならばこそ]

小さなお堂でしたが、周りには子供達が遊ぶ遊具がありました
地元の人に愛されているんだなぁと思う光景です

 



【第八番 細谷村観音】

[あだとなる 心のおにを 御仏の 慈悲のほそやに いそぎおさむる]

ここは細谷のお寺の境内にあります

こうして廻っていると、こんなところに?とか、ここだったんだ!
というところが沢山ありました
 



【第九番 下関根村観音】

[めぐりきて つれまつ下の 関の根に みのりとくとく 聞くほととぎす]

普段よく通る道のすぐ近くにありました

一対の桜の樹が実に絵になるところでした

 



【第十番 中関根(相生)村観音】

[世の人の むくひのつみも ゆきかよふ 中の関根に 仏やはとむ]

ちょうど観音様のお祭りということで地元の方々が、団子、玉こんなどを売ってました

道ばたにはタンポポとツクシが

 

 



【第十一番 上関根村(三上)観音】

[御仏の みつる福寿を もろ人に 二世とあとふる かみの関根に]

ここの桜もきれいでした

 



なんだか今回は、観音様に導かれて桜巡りの旅でもあった様な気がします

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